現状の職場環境に満足できず、転職を検討している看護職の方も少なくないようです。自分に適した転職先を見つけるためには、入念な下調べが欠かせません。まずはインターネットで求人検索をするのが一般的ですが、ここでチェックすべき項目はアピールポイントです。アピールポイントには、その病院や施設が求職者に対して、特に強調したいと考えていることが記載されています。アピールポイントを単純に確認するのではなく、突き詰めて考えていくことが自分に適した求人を見極めるためのコツになります。具体的にいえば、ワーキングマザーでも働きやすい職場をアピールしている求人であれば、託児所の有無や預かってもらえる時間、育児中の職員の割合などを調べてみましょう。
職場探しをする際は、一般公開されているような求人の情報からだけだと知ることができない職場の雰囲気を把握することも大切なポイントになります。給与や待遇では満足している一方で、職場の人間関係が悪く雰囲気が悪ければ、居心地が悪いと感じてまた転職を検討することにもなりかねません。事前に職場の雰囲気を確かめるには、実際に自分の肌で感じるのが一番早い方法でしょう。病院や施設によっては、随時見学を受け付けているところも多く、よほどの事情がない限りはたいてい見学に応じてくれます。見学時にチェックすることは、そこで働いているスタッフの様子はもちろん、利用者の様子や設備の充実度も重要なポイントとなります。